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*若柴台の下地区開発について事業化の実現性はあるのか!

【油原】人口減少社会が現実化する中で、定住促進策の一つとして、常磐線佐貫駅周辺を活性化し、その効果を市内全域に波及させていくことを目的に具体策として、佐貫周辺地域整備基本構想を策定していくとのことだが、私はこの構想は、佐貫駅周辺地域の他の事業を考えると若柴台の下地区の土地利用検討調査と理解するが、どのような土地利用を図っていきたいと考えているのか。

【市長】定住促進の観点を基本に、住宅地を主とするのか、他の機能を組み込むかなどの検討を踏まえながら、新たな土地利用について、基本構想の中で整理して参ります。

【油原】若柴台の下の土地利用については、佐貫駅が近いという立地性、佐貫駅からの用途地域は、近隣商業地域、住商混在地域、低層住宅地域という用途地域の広がりや、若柴台地の斜面緑地や散策路の自然環境を考えると、住宅地としての土地利用を基本として定住促進を図るべき地域と考えますが、この地域の土地利用を図る際にはどのような課題があると考えているのか。

【都市環境部長】若柴台の下地区は以前、住宅地として土地区画整理事業について、地権者の代表の方々と協議を進めましたが、事業が成り立つための保留地の処分や、県の人口フレームの問題等の状況が整わないことから事業の実施には至らなかった経緯があります。
また、この地区は、都市計画の区域区分では市街化調整区域であり、都市計画の定義としては、市街化を抑制すべき区域となっております。実際に土地利用を図る際には、市街化区域編入が前提となることから、新たな土地利用の必要性や確実性等、十分な検証が必要と考えております。

【油原】開発にあたっては、市街化区域編入が前提となるわけですが、ふるさと龍ケ崎戦略プランの土地利用方針や都市計画マスタープランに位置付けがなされていない、ニュータウン地区内の未利用地がある中で新たな土地利用の必要性はあるのか、事業手法等を検討する中で事業計画、特に資金計画が成り立つんであろうか、多くのハードルの高い課題がある中で事業の実現性があるのか。

【都市環境部長】市街化調整区域において新たな土地利用を図る上では、都市計画の変更が必須となり、市の土地利用計画への位置付けが重要なポイントとなってまいります。土地利用の実現に向けては、地権者の合意形成やインフラ施設の整備等、多くの課題があるものと認識しております。今後予定しております、ふるさと龍ケ崎戦略プランや都市計画マスタープランの改定作業の中で、実現に向けた方策を検討して参ります。

【油原】常磐線佐貫駅名改称の地元対策として、佐貫駅周辺整備の事業メニューを並べて、結果として駅名の改称のみで終わってはならない。

*牛久沼を活用した道の駅を観光拠点としての整備を進めるべきだ!

【油原】道の駅を平成31年茨城国体開催に合わせて整備したいとのことですが、平成26年6月議会の私の道の駅整備についての一般質問の中で事例紹介をした、福岡県宗像市の道の駅「むなかた」は、漁港近くで開業し、鮮魚がメインで周辺都市からの来客で賑わっている。静岡県富士市の道の駅「富士川楽座」は、複合施設としてプラネタリウムや子供向け体験施設を設け、他にない道の駅のコンセプトで、観光客で賑わっている。愛媛県内子町の道の駅「内子フレッシュパークからり」は、地場産のトマト・梨のブランド化を図り、多様な加工品を開発して販売を拡大している。道の駅の特徴的な事は、地域資源を活用し、また、新たなコンセプトで観光拠点として道の駅の活用を図っている。龍ヶ崎ならではの道の駅を整備するには、牛久沼の水辺空間を有効に活用することが基本コンセプトの一つと考えるがどのように考えているか。

【総合政策部長】現在、平成31年春を目標に牛久沼周辺への「道の駅」設置に向け、基本構想策定を行っているところです。これまで、国土交通省をはじめとする関係機関との意見交換を行っております。その中でどのような「道の駅」にしていきたいかという明確なコンセプトを掲げ、その地域が有する特性、つまりは地域資源を十分に生かした「道の駅」にすることが重要であるとの意見をいただいております。牛久沼は、多くの自然と水辺空間を有し、白鳥が優雅に泳ぎ、筑波山はもとより、空気が澄んだ時期には富士山まで見渡せる四季折々の景観を楽しめる貴重な地域資源と認識しております。この地域資源を活用し、交流人口の増加や地域活性化に寄与し、龍ケ崎らしい「道の駅」設置に向けて基本構想策定を進めて参ります。

【油原】牛久沼の水辺空間、この地域資源を活用するとの事ですが、国道6号線沿線で未利用地は、市有地である京成バラ園跡地のみかと思われます、牛久沼沿線での整備に向けて、クリアすべき課題は、牛久沼土地改良区をはじめ、多くの課題があるのではないかと考えますが、どのように認識しているか。

【総合政策部長】「道の駅」候補地は国道6号線沿線の牛久沼周辺としているところですが、場所によっては用地確保やインフラ整備、法律に基づく許可等と言ったクリアすべき課題が異なると認識しております。庁内関係課による道の駅設置推進検討会議を設置し、候補地別に課題を洗い出し、どのような課題解決方法があるのかを検討しているところです。

【油原】牛久沼沿線でいくつかの候補地で検討しているとの事ですが、諸条件を考えた時、京成バラ園跡地を道の駅として活用すべきと考えますし、この土地しかないと思います。土地活用の大きな課題の一つに、3万平方メートルの用地面積、奥行50mの土地形状では、単なるトイレ休憩施設・情報発信施設・地場産の直売所の道の駅になってしまうのではないでしょうか。牛久沼水際線を活用した道の駅がコンセプトの一つになると考えますが、牛久沼の水質汚濁状況で来客者が水際線を散策・休憩してくれるでしょうか。水深1m底は泥が堆積している状況の中では水質浄化は進みません。観光拠点としてのコンセプトを持って整備されている「道の駅」も多く見受けられます、奥行50mの土地では、常磐道からの観光バスを誘導できるでしょうか。バスの回転も出来ないのではないでしょうか。観光客を確保して行くには、付加価値を付けなくてはならないと考えます。例えば、温泉での足湯・牛山純一ライブラリーの併設など。交流拠点として整備するには沼底の泥を浚渫して土地の有効面積を確保(拡張) や水質浄化が必要と考えます。現在の水辺公園は浚渫で土地を確保したものです。大きな費用を必要としますが、交流人口の増加や龍ケ崎市の活性化を考えるとき、有効な投資と考えます。常磐線佐貫駅を「龍ヶ崎市駅」に改称し龍ケ崎の認知度を上げたいとのこと、牛久沼に道の駅を設置し観光拠点とすることが一番の認知度向上策ではないでしょうか。

*市内公共交通の充実が定住促進のキーポイント!

【油原】平成26年度に実施した市民アンケート調査の中で、龍ケ崎市の住み心地の問いに対し84%の市民が「住みよい」「どちらかと言えば住みよい」と答えており、前住地区との比較でも70%を超えている。多くの市民は、龍ケ崎市の良いところ、好きなところに「豊かな自然がある」「買い物などの日常生活が便利である」「災害の危険性が少ない」と答えております。逆に、龍ケ崎市の物足りないところ、嫌いなところのトップに交通の便が悪い46.1%、参考までに、第5位に多種多様な働く場がない21.2%、特に21歳から35歳世代は、第2位・第3位に上げている。今後、優先的・重点的に取り組んでほしい項目のトップも公共交通機関の利便性17.6%を上げています。この課題解決に向けた行政の施策こそが、定住促進に繋がっていくのではないでしょうか。まちづくり市民アンケートの調査結果を受け、市として交通政策にどのような課題があると認識しているか。

【市民生活部長】少子高齢化の進行をはじめ、めまぐるしい社会環境の変化に伴います利用者ニーズの多様化に対応する為の様々な課題を抱えております。主なものを申し上げますと、広域的な公共交通機関の利便性の向上と広域的な公共交通網の構築では、通勤・通学時等主な利用時間帯での運行便数が少ないこと、更には広域的に運行する公共交通手段が関東鉄道龍ヶ崎駅からJR常磐線取手駅行きと江戸﨑行きの路線バスの2ルートしか残っていないこと。市内の移動につきましては、4つに分散する市街地とその周辺集落からなる特徴的な都市構造であることから、密度の高いダイヤが構築できず、各公共機関を乗り継ぎ利用して移動する場合、待ち時間が多くなるなど、スムーズな移動難しい等が上げられます。

【油原】JR常磐線の通勤・通学利用時間帯の運行便数が少ない、広域的バス路線の縮小、市域内移動については市街地が分散する都市構造から密度の高いダイヤが構築できずスムーズな移動が難しいとのこと。このような課題を踏まえて、これまで市の交通政策はどのような取り組みを実施してきたか。

【市民生活部長】都市間を広域的に運行するバス路線を対象に、茨城県及び沿線自治体と協調し、バス事業者に補助金を交付し、バス路線の運行維持を図っております。利用者ニーズに対応したコミュニティバス運行ルートの変更やダイヤの改善、既存の公共交通を補完し公共交通空白地域の移動手段として新たに導入した乗り合いタクシーなど、交通環境の充実に努めてきております。この他にもJR常磐線利便性向上についての要望活動や関東鉄道竜ヶ崎線活性化を目的としたイベント等の開催を実施しております。

【油原】私は、当市の交通政策は他市に比較して、先進的な取り組みを行っていると評価しております。しかし市民アンケートの結果は、交通の便が悪いが46.1%とトップ、優先的・重点的に取り組んでほしい項目49項目中公共交通機関の利便性が17.6%でトップ、これは現実の市民の声です。今後超高齢化社会、人口減少社会が現実の中で、定住促進に向けた施策・事業をどう展開していくのか。

【市民生活部長】急速な少子高齢化の進展、人口減少、さらには地球環境問題への対応といった社会情勢の変化の中で、地域社会の活力を維持・向上させるため、まちづくりと連携した地域公共交通ネットワークの形成が肝要であると考えております。特に、高齢化社会の進行による公共交通への依存や期待は高まり、需要が拡大する事と合わせ、高齢者にも利用しやすい交通環境の整備を図る必要があります。さらには、地域住民の移動手段としてだけではなく、温室効果ガスの増大や交通事故問題、慢性的な渋滞の発生などの観点から、マイカー利用から公共交通や自転車など「人」と「環境」に優しい乗り物利用への転換を促進して参ります。

【油原】市の交通政策の基本計画である都市交通マスタープランが平成14年3月に策定され、特に緊急性の高いテーマとしてコミュニティバス導入計画の具体的調査でもありました。龍ケ崎市都市交通マスタープランの目指すところは、最終的には自動車交通に対する過度の依存から脱却し、利便性の高い地域交通体系を整備していく事です。市民アンケート調査で「交通の便が悪い」と答えている46.1%の市民の地域性・世代層が、具体的に何がどう不便なのかを把握・分析して改善していく事が定住人口の増加に繋がっていくのだろうと考えます。私は、通勤通学時間帯のJR佐貫駅へアクセスする路線バスの便数やコミュニティバスの便数、要するに密度の問題に不満が多いのだろうと推察します。通勤通学帯の路線バスは、時間を気にしないでバス停留所に行けば10分以内にはバスが来る。コミュニティバスは、すべての路線が総合福祉センターにアクセスしているので効率が悪い。例えば、関東鉄道竜ヶ崎駅と総合福祉センターを結ぶ専用バス(無料)を設ければ、各路線は2便程度増便になる。費用はかかるが人口減少対策・定住促進策として有効な投資と考えます。都市交通マスタープランは、概ね15年後を見据えた計画ですから見直し時期に来ています。公共交通に関する具体的な市民ニーズを把握・分析して施策を展開し、定住環境の向上に努めて頂きたい。
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