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1 道の駅事業の進捗状況について

【油原】平成31年の茨城国体前にオープンを目標に作業を進めていると認識をしており すが、現段階で総事業費をはじめ全体像が明らかになっていない中で、果たして事業スケジュールに沿って進めることができるのでしょうか疑問です。そこでお伺いします。ソフト事業・ハード事業の全体事業概要と取り組み状況についてお知らせください。

【総合政策部長】現在、来年3月を目途に基本計画の策定を進めるとともに、来客数や売上げをマーケッティングの観点から分析・予測するとともに適正な施設規模等を算出する管理運営調査を実施しているところです。基本計画を踏まえ、平成29年度では基本設計及び実施設計を予定しており、平成30年度から造成工事と建築工事に着工し、開業目標の平成31年の茨城国体前までに開業準備を完了させる事業スケジュールとしております。

【油原】これまで道の駅事業については市民との意見交換会も実施されてきた経緯を踏まえると、基本計画・管理運営調査の全体像を市民に明らかにして意見を聞く機会・時間が必要と考えます。又、平成29年度から建築物等の基本設計を予定しているとのことですが、建物内部の売り場の配置や人の導線など、管理運営事業者の意見を基本設計に反映させることは大変重要であり、基本設計前に運営事業者の選定をする必要があるのではないでしょうか。さて、事業を計画通りに進めていくには、河川協議をはじめ多くのクリアしなければならない課題があると思われますが、事業の課題と対応状況についてお伺いします。

【総合政策部長】課題といたしましては、予定地が河川区域であり、河川法の適用を受けるため、河川管理者である茨城県と協議調整や法令等に基づく手続きが必要となります。また、予定地が50年前に沼の一部を埋め立てて整備された場所であることから、地盤の状態や護岸の状態を確認する調査を実施しているところですが、調査結果次第では、地盤対策や護岸改修等が必要になることも考えられ、場合によっては事業スケジュールに影響が出てくるのではとも考えております。

【議員】計画予定地の地盤等ハード事業についてスケジュールへの影響を危惧されているようですが、私はソフト事業の中で直売所の商品提供体制の構築、特に青果物提供体制ができるのか危惧しております。湯ったり館の板橋直売所は、小規模の直売所ではありますが、湯ったり館への来場者一日約700人の好環境の中で順調に直売所として成り立っておりますが、当初の生産者の数から大きく減少して他の直売所へ出荷する余裕はないとのお話でした。日曜朝市の皆さんは、近隣も含めてイベント等へ出店している方が多く、日中販売し夕方畑等で収穫して夜遅くまで袋詰めなど次の準備をする繰り返しだそうです。直売所の話では、出荷して売れ残った物は回収に行くという煩わしさがあるとの意見もありました。牛久市のポケットファーム「どきどき」では、7つの農協・230の生産者で提供体制をとっているとのこと、それでも青果物の品物によっては不足が生じ確保に苦慮しているとのことです。龍ケ崎地方卸売市場の件についてはこの後質問させていただきますが、市場廃止に伴う生産者への対応状況によっては、畑作農業の縮小につながり、かごで出荷する直売所とトラックで出荷する卸売市場の違いはありますが、少なからず直売所への提供体制にも影響があると思われます。管理運営体制の構築についても指定管理者制とするのか、利用料制・要するに家賃制とにするのか、指定管理者は運営委託料の中で管理運営をしていく、赤字経営でも所定の委託料は収入される仕組みです、利用料制はレストラン・直売所等の利用料を支払っていただき事業者の責任で経営をしていただく仕組みです。いずれにしてもソフト事業として商品提供体制構築、特に青果物、そして管理運営体制の構築と事業スケジュールを阻害する課題は多いのではないでしょうか。さて、道の駅事業については多くの議員から提言を受けております、共通することは牛久沼という龍ケ崎の貴重な自然資源の全体的活用方策・構想を十分整理をする中で道の駅事業を位置づけるべきとの意見・提言と私は理解しておりますが、どのようなお考えなのかお伺いします。

【総合政策部長】牛久沼全体構想につきましては、平成4年3月に茨城県と龍ケ崎市ほか牛久沼周辺自治体で「牛久沼水際線地域計画」を策定し、牛久沼全体を6つのゾーンに分け、それぞれのコンセプトによる活用を計画しております。また、現行の「ふるさと龍ケ崎戦略プランや本年11月策定の「常磐線佐貫駅周辺地域整備基本構想」において、道の駅の設置や水辺空間の有効利用を登載しているところです。現在、策定中の(仮称)牛久沼活用全体計画においては、既存の計画等を集約しつつ、現在の情勢などを反映して参りたいと考えております。道の駅は、牛沼の有効活用にかかる、先駆的なリーディングプロジェクトであり、牛久沼周辺地域の中核的施設となるものです。

【油原】道の駅ありきの感が強いような気がするのは私だけでしょうか。一般市民の中には、直売所・レストランのみの道の駅で人は来るのかとの声も少なからずあります。牛久沼という水際線における水辺空間、牛久沼全体への繋がり、連続性が活用方策として重要であり、このことが観光資源として、交流空間として生かされ、その中で道の駅も生かされるのではないでしょうか。さて、事業スケジュールを阻害すると思われる課題をいくつかあげさせていただきました。基本計画全体像の市民との意見交換、管理運営体制の構築、青果物の提供体制の構築、牛久沼全体活用方策と道の駅事業の位置づけなどの検討事項や作業工程を踏まえて、現状の事業スケジュールでは困難ではないかお伺いします。

【総合政策部長】今後の地質調査や護岸調査の結果、あるいは関係機関との協議結果等に応じたスケジュール管理を行い、状況によっては、スケジュールの修正が必要な場合もあろうかと考えております。

【油原】道の駅事業については市民の期待感は大きいと感じております。中には先ほどもお話いたしましたが、「直売所、レストランのみの道の駅で人は来るのか」「牛久沼沿いで場所はいいのか」、多くの方はテレビの旅番組などでの道の駅の紹介の影響や近隣の道の駅へ出かける方も多く道の駅への期待は大きい、それだけに期待に応えていかなければならないし作ればよいとの話ではない。作業を進める上では目標を立てることは大切だが、目標にこだわり十分な調査研究がなされず、結果的に悔いの残る事業ではあってはならない、十分に時間をかけるところはかけて、市民の期待にこたえる道の駅事業としていただきたい。


2 公設市場廃止に伴う生産者等への対応策について

【油原】卸売市場の現状は全国的にも公設から民営化へ進む中で整備統合や小規模の卸売市場の廃業によって、卸売市場の数は減少しています。統計的に見ても卸売市場の経由率は、直売や量販店等との直接取引など市場外流通ルートの多様化等により減少傾向にあり、当然、取扱額・取扱量とも減少傾向で推移しているのが現状です。このような厳しい状況の中で、龍ケ崎地方卸売市場が平成28年12月15日をもって廃止となりますが、卸売業者が倒産したことは残念ではありますが、これまで龍ケ崎地方卸売市場へ出荷していた生産者、市場内の仲卸業者、市場での売買参加者要するに八百屋さんなど買受人、特に生産者への対応によっては、龍ケ崎市の畑作振興に大きな影響を及ぼすのではと危惧しております。そこでお伺いをしますが、生産者、仲卸業者、買受人に対する基本的な対応の考え方について市長にお伺いします。

【市長】生産者などに対しては、近隣市場への出荷や買受ができるよう対応を行っているところです。今後開設する直売所など、新たな販売・流通について検討し、生産者などの対応に力を注いでいきます。

【油原】直売所へ出荷する量と卸売市場へ出荷する量ではそもそも取扱量が異なるし、基本的には異質のもので、直売所で対応できるものではないと思います。これを機会に高齢だし設備投資もできないのでスーパーなどの直売所へ出荷を考えている農家の方の話では、直売所向けに出荷するには同じ作物でも出荷量調整のため作付の時期を調整して作物の種類を増やすことが必要で、結果的には生産規模を縮小せざるを得ないとのこと。生産者の中にも大規模農家、中規模農家、小規模農家とありますが、大規模に作物を生産している農家は、従来から龍ケ崎地方卸売市場ばかりではなく他の市場との取引があるので大きな支障はないと思われますが、中規模農家については、近隣市場へ出荷できる環境にある農家、千葉方面へ出荷するにはディーゼル車規制による設備投資が必要な農家や高齢化を考えこれを機会に畑作を縮小しようと考えている農家もあります。小規模農家は作物によって龍ケ崎地方卸売市場へ出荷しており、これからどうしたらよいのか困っている状況と聞きます。中規模農家や小規模農家は、一様にして市内に集荷場を設置できないかという意見があります。イニシャルコストは龍ケ崎市、ランニングコストは生産者と連携する市場とする集荷場の設置の考え方についてお伺いします。

【市民生活部長】集荷場の設置については、集荷する数量の確保、一定数量の集荷物がない場合の運搬方法など課題が多くあると認識しており、まずは近隣の市場を利用していただくための周知や調整を最優先で行ってまいりたいと考えております。

【油原】集荷場を設置した場合、出荷される青果物は少ないと推測しているとのことですが、推測ではなく、連携してくれる市場があるのか、一定数量の集荷物が確保できるのか、実際に行動を起こして結論付けをすべきではないでしょうか。さて、集荷場設置については生産者への対応策となりますが、生産者、仲卸業者、買受人への対応策として小規模市場、正式には規模未満市場の設置についてであります。地方卸売市場は卸売場の面積が一定規模以上、政令規模で青果市場は330平方メートルとなっており、330平方メートル未満が小規模市場となり、茨城県の場合は開設者の知事への届け出制となっております。集荷場と同じく、イニシャルコストは龍ケ崎市、ランニングコストは生産者、仲卸業者、買受人で作る組合等を開設者とする小規模市場の設置についての考え方についてお伺いします。

【市民生活部長】民間において小規模市場を設置していきたいとの要望があった場合には、市としても真摯に対応させていただきます。

【油原】龍ケ崎市の畑作農業の振興を図るうえでは可能な限りそれぞれの立場に立って行政として真摯に対応をすべきと考えます。市場の廃止手続きを進めている中で、いまだ仲卸業者など営業をしていると聞きます。長年にわたり龍ケ崎地方卸市場を生活基盤としたわけですから、6ヶ月前程度に市場を廃止するから退去してくださいと言われて困惑していることも理解できないわけでもありません。市場を廃止することの現実を理解していただくにも一定の猶予期間を与えて仲卸業者や買受人等が新たな方向を見出していただく時間も必要だったのではないでしょうか。
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