FC2ブログ
*利用しやすい総合運動公園施設運営とサービスの充実に向けて

【油原】生涯スポーツは、その生涯を通じて、健康の保持・増進やレクリェーションを目的に「誰もが、いつでも、どこでも気軽に参加できる」スポーツと言われています。都市化・少子化などによって外遊びの機会が減少し、体力が低下している幼児・児童から、高齢化社会における生きがいを求める高齢者まで、幅広い年代層を対象としていますが、一般的に、生涯スポーツは競技スポーツよりも運動強度が低いのが特徴です。既存のスポーツに加えて、体力に過剰な負荷をかけることなく気軽に行える、様々なニュースポーツが考案されています。高齢者がスポーツを行うことは、今ではごく当たり前の事ですが、かつて一世を風靡した代表的な高齢者スポーツといえば、ゲートボールです。そもそもゲートボールは戦後間もない1947年、子供たちのために北海道で考案されたスポーツです。昭和40年代に体育指導委員や地域行政の支援で高齢者を中心に瞬く間に全国に広がりました。ゲートボールの普及に伴い、高齢者が太陽のもとではつらつとスポーツを行う姿は、それまでの高齢者のイメージを変え、そして高齢者スポーツという新たなトレンドを生み出したのではないでしょうか。スポーツを通じて、仲間づくりの楽しさも知られるようになり、高齢者の「するスポーツ」を広め、新たなライフスタイルをつくるなど、いろいろな意味で高齢者の社会参加に大きく貢献したスポーツであったことは事実ではないでしょうか。平成の初めには、戦後生まれの世代が高齢者となりスポーツ経験も豊富でいろいろな選択肢を持つ世代へと変わっていく中、高齢者のスポーツ活動は「体力に合ったスポーツ」からそれまでの経験をもとに「自分がしたいスポーツ」を選択するように変わってきているように思われます。内閣府の生涯学習に関する世論調査で「行ってみたい生涯学習の内容」のトップに健康・スポーツが選ばれ、60歳~69歳で47.5%、70歳以上で31.8%となっております。文部科学省の「体力・スポーツに関する世論調査」では、週3回以上スポーツを実施する高齢者の割合は60代で42.4%、70代で53.6%と活発な高齢者が多いことがわかります。生涯スポーツ・高齢者スポーツが普及する中で危惧されることは、楽しむスポーツがいつしか勝敗や技術にこだわる競技志向に代わり、結果スポーツそのものの間口を狭めてしまうことがままあります。楽しい仲間づくりから勝つためのチームづくりに変わっていく、これ自体はやむを得ないことではありますが、一方で健康づくり、仲間づくり、楽しむスポーツを目的に参加しようとする人々を受け入れる間口は常に広げておかなければなりません。このような問題を解決していくには、指導者の育成が重要です。マネージメントのできる良き指導者が必要と考えます。以上のような生涯スポーツの動向や高齢者スポーツの実態を踏まえつつ、具体的にいくつか質問をさせていただきます。市民のスポーツ活動の拠点として、総合運動公園の施設の機能の充実を図ってまいりましたが、誰もが気軽にスポーツに親しめる場として効率的な利活用が図られているのか、たつのこフィールド・スタジアムの平日における稼働率についてお伺いします。

【健康づくり推進部長】 利用時間における稼働率につきましては、たつのこフィールドは約60%、たつのこスタジアムは約30%となっております。利用時間における稼働率を細分化すると、フィールドは、学校の授業が終了した放課後、または仕事の就業後と思われる16時から20時までの時間帯の稼働率が高く、80%となっております。その他9時から12時までが約50%、12時から16時までが40%の稼働率となっております。スタジアムにつきましては、全体的に見て利用時間帯別の稼働率に大きな隔たりはございません。

【油原】 フィールドは、一人で利用しても利用日数での稼働率は100%になるので利用時間における稼働率がより現実的な数字だと言う事だと理解します。利用時間における稼働率は、フィールドが60%、スタジアムが30%とのことですが、逆に平日は、フィールドは40%、スタジアムは70%が利用されてないとのことです。時間帯別の稼働率については、16時から20時は80%、ほぼ毎日利用しているのではと思いますが、9時から16時は50%から60%利用されてないと言う事です。より深く利用率を分析するには、その時間帯に何人の利用者がいるのかを把握することがより現実的な利用状況ではないでしょうか。そこでお伺いしますが、主なスポーツ・利用者についてお知らせください。

【健康づくり推進部長】平成29年度の平日における、フィールドの主な利用種目は陸上競技で、その他サッカー・グランドゴルフで利用されております。陸上競技・サッカーにつきましては、春や秋に市内だけでなく近隣市町村の小中学校の陸上記録会や市及び県南地区の中学校総合体育大会・新人体育大会など学校体育・競技大会の場として利用されております。また、夕方の時間帯には、流経大や市内高等学校陸上部などの練習で多く利用されております。平日におけるスタジアムの主な利用種目につきましては、野球のみの利用となっております。フィールドと同様、春や秋には市及び県南地区の中学校総合体育大会・新人体育大会や茨城県南地区高等学校野球連盟による県南大会などで利用されております。また、大会以外では、流経大や近隣高校野球部などの練習にも利用されております。

【油原】 全体的に団体利用のように感じます。特に夕方の時間帯において大学や高校の陸上競技部の練習で、ほぼ毎日利用されている状況は、他の公認陸上競技場ではあまりないことで、龍ケ崎市は他に比べて開放的です。陸上競技はいくつかの団体でも、譲り合いながら一緒に練習できますので、近隣の高校も含めて部活動として利用しているようです。危惧されることは、流経大陸上競技部の練習利用は、他に専用の利用がない場合に使用しますので、逆に考えると一般の方のサッカー練習や試合の利用がないという事です。また、平日の9時から16時までは、約60%が利用されてない、野球場においては70%が利用されてないことは現実であり、利用促進の大きな課題には変わりはありません。次に、たつのこフィールド・スタジアムの照明塔の利用状況についてお伺いします。

【健康づくり推進部長】フィールドの照明塔の利用状況ですが、平成29年度の実績では、第一段階の利用頻度が最も高く、209件となっております。4分の1点灯以上は、インフィールドのボール競技が可能となっております。平成29年度の実績は4分の1点灯5件、4分の2点灯が6件、4分の3点灯が1件です。スタジアムの照明塔の利用状況ですが、平成29年度の実績では、2分の1点灯が18件、3分の2点灯は28件で、全点灯利用者はフィールド・スタジアムともありません。

【油原】 陸上競技場インフィールルドを使用のサッカーの試合で、4分の1点灯以上を利用されたのは年間で12件であったの事、全点灯の1,000ルックスの使用はないとの事です。この使用頻度では、市民から見たら照明塔設置の必要性に疑問を持つ使用頻度であります。因みに、ナイターでの陸上記録会等大会の開催は、写真判定が必要とする照度4分の2点灯の500ルックスで可能です。第一段階利用は209件と利用頻度が高いとのことですが、第一段階照明は、4基の照明塔のうち対角に2基が使用され、1基34灯のうち4灯が点灯するので2基で8灯が点灯する状況です。陸上競技場照明塔の4分の1点灯以上の利用が年間12件と少ない、第一段階点灯の利用が年間209件と多い状況をどのように分析しているのかお伺いします。

【健康づくり推進部長】 第1段階の照明区分が最も多く利用される主な要因としましては、利用頻度の高い陸上競技団体の練習に対して、充分対応できる照度であることが第一の要因と考えております。また、フィールドの照明使用料金につきましては、利用時間を30分単位と細分化し、利用者の利便性を考慮した料金設定をしております。このように、団体が継続して利用しやすい料金設定も要因の一つと考えております。

【油原】 第一段階の照明利用が多いのは、陸上競技の練習には十分対応できる照度であるとの事ですが、全体が明るいわけではありませんし、安全に練習できる明るさではありません。要するに、第一段階点灯は30分で150円・団体利用ですので3時間で900円です。4分の1点灯は30分で1,000円・3時間で6,000円です。これに施設利用料金2,570円から5,140円がプラスされます。照明代を軽減するための第一段階利用と見るべきです。安全に練習できる照明区分は、4分の1点灯であり料金の見直しが必要ではないかと思います。陸上競技場インフィールド利用のサッカー競技については、サッカーは専用利用ですので、一般の方の利用は4時間で施設料金が14,390円、照明料金が6,400円、合計20,790円、例えば25人で利用すると1人832円です。試合を想定しているからです。野球場も同じです、練習で使用する、練習ですから仕事終わりの2時間練習すれば充分ではないでしょうか。また、サッカーであれば練習ですから半面でも充分ではないでしょうか。これらの事も踏まえて、専用利用は、ボール競技ですので理解するところですが、4時間は利用しない、時間単位利用の検討、インフィールドは半面利用の検討が必要ではないでしょうか。さて、これまで平日の利用状況についてお伺いをしました、陸上競技場の9時から16時は50%から60%、野球場は70%が利用されていない状況です。そこで平日の利用促進策として、第2次スポーツ推進計画の政策の一つとして、スポーツ環境の充実、実現のための施策としてスポーツ施設の充実と有効活用とありますが、利用しやすい施設運営とサービスの充実に関する具体的な取り組みについてお伺いします。

【健康づくり推進部長】 総合体育館ほか13施設の各スポーツ施設に指定管理者制度を導入しております。指定管理者が民間事業者のノウハウや柔軟な発想を生かし、市民の皆さんが気軽に参加できるよう、アリーナにおいては無料で体操教室を体験できるイベント、フィールド及びスタジアムでは、オープンフィールド・オープンスタジアムと称して無料で施設を開放するなど、魅力あるイベントを定期的に実施し、施設の利用促進を図っております。


【油原】 総合体育館アリーナについては、トレーニングジムや卓球タイムを始め様々な体操教室等の企画がなされ、アリーナの利用率・稼働率は、他市の施設と比較しても高いと評価しております。フィールド・スタジアムの利用実態は、先ほども申しました通り平日の日中は50%から70%利用されていない、これをどうしたら多くの人に利用していただくかが、大きな課題と考えますが、答弁を聞く中では、その対応が見えません。私は大きくは利用料金の設定、利用形態に検討の余地があるのではないかと思います。そこで施設利用料金設定の基本的な考え方についてお伺いします。

【健康づくり推進部長】 フィールドにつきましては、利用料金を専用利用・団体利用・個人利用の三つに分けております。専用利用の場合の使用料金は、他団体が使用できないことから2団体に相当する料金を設定しております。練習のみで使用する団体の場合は、利用時間4時間を3時間単位と短くすることで使用料金を低く設定しております。また、利用区分を一般と高校生以下・65歳以上・障がい者の二つに分け、高校生以下・65歳以上・障がい者の場合の使用料金を一般の場合の半額としております。スタジアムにつきましては、利用者区分を一般と高校生と中学生以下・65歳以上・障がい者の三つに分け、高校生は一般の場合の3分の2、中学生以下・65歳以上・障がい者は一般の場合の3分の1の料金なるよう設定しております。このように、施設の使用料金の設定につきましては、わかりやすい料金体系の設定や時間の細分化等利用者の利便性の向上といった視点に配慮しているところでございます。

【油原】 施設の使用料金の設定については、わかりやすい料金体系の設定、時間の細分化等、利用者の利便性に配慮しつつ、市民負担の公平性、受益者負担の原則に基づきながらも、利用促進の観点から、料金水準を安く抑えているとの事です。陸上競技場利用には、専用利用があります。インフィールドを利用するサッカーやグランドゴルフ等はトラック利用に影響があるとの理由で通常の2倍相当の利用料金です。体育館や野球場にはありません。野球場でも体育館でも一つの団体が利用しているときは他の団体は利用できません。まさしく専用利用ではないでしょうか。例えば、一般の方がメインアリーナ全面を使用する場合は1時間2,050円・4時間で8,200円、野球場は2時間3,080円・4時間で6,160円、陸上競技場インフィールドは4時間の専用利用ですので14,390円です。競技場によって利用形態がちがいますので若干の違いはあるにしてもアリーナ・スタジアムの約2倍です。さて、施設の利用の実態、利用形態、利用料金についてお伺いをしましたが、サッカー利用者やグランドゴルフ利用者からは料金が高いとの声が寄せられています。専用利用の料金設定が影響しているのは明らかです。課題である平日9時から16時の利用促進策は、比較的時間に余裕のある高齢者のスポーツ・ニュースポーツの利用促進にあると思います。また、夕方の一般利用促進策では、フィールド・スタジアムに共通することは試合を想定した料金設定に思います、単独チームの練習使用にも配慮した利用形態、特に利用時間の細分化やサッカー練習での半面使用等、合わせて料金設定の検討が必要ではないでしょうか。例えば、野球場で地域の長寿会がグランドゴルフを4時間使用した場合4,080円、陸上競技場インフィールドを使用した場合7,200円、インフィールドでナイターによるサッカーの練習試合をした場合、4時間専用利用と決まっていますので20,790円、2時間専用利用とすれば10,400円、専用利用でなければ2時間6,700円となります。そこで、スポーツで楽しむための施設利用料金の見直しについてお伺いします。

【健康づくり推進部長】 まちづくりの基本方向を示す最上位計画である第2次ふるさと龍ケ崎戦略プランにおきまして、スポーツ健幸日本一を掲げ、スポーツ・運動を通じた市民の健康づくりを推進することで、健康寿命の延伸を図り、市民が生涯にわたり幸せな生活を送ることができる街を目指しております。このような中、市民のスポーツ活動拠点であるアリーナをはじめとする総合運動公園は、誰もが気軽に利用できるコミュニケーションの場、スポーツに親しめる場として、より多くの市民の皆さんに活用されることが大変重要でございます。今後につきましても、市民負担の公平性の観点及び受益者負担の原則を踏まえつつも、コスト面だけでなく政策的な利用促進の観点など、多角的な検討を行うとともに、利用者のご意見を伺いながら、適正な利用料金の設定に努めてまいります。

【油原】 平日日中の時間や夕方の一般利用の利用促進を図るには、専用利用の見直し、試合想定ばかりではなく単独チームでの練習を考えた使用時間の細分化など利用形態の検討やナイター利用時の照明使用料金の見直しなどの料金体系の検討など、コスト面だけでなく政策的な利用促進の観点を踏まえて課題解消や利用しやすい総合運動公園施設運営とサービスの充実に向けて、一層の努力をお願いして質問を終わります。
スポンサーサイト



油原のぶよし活動レポート2018年7月20日

油原のぶよし活動レポート2018年7月20日